株式会社ライナフ

取り組んでいる事業

株式会社ライナフは、IoTプロダクトとWebサービスの双方を持つ不動産テックベンチャー。不動産領域では、いずれかの事業を手がける企業は少なくないが、同社は双方を手掛けることによる高い競争力を備えている。不動産業界大手の三菱地所や住友商事などが出資、建材・住設機器最大手のLIXILが提携・共同研究開発に応じていることは、同社の可能性や信頼性の何よりの証左といえる。

同社のIoTプロダクトは、各居室のサムターン式の鍵の上に取り付けることで、スマートフォンで開施錠できるようにするスマートロックの『NinjaLock』と、マンションなどのエントランスのオートロックを遠隔で開施錠できるスマートエントランスシステムの『NinjaEntrance』がある。『NinjaEntrance』は東京、大阪、名古屋を中心に約150棟(約2万世帯)に導入されている。
これらのプロダクトは、鴻海精密工業に次ぐ世界第2位のEMSであるFlextronicsなどに製造を委託。単品でも販売するが、これらを活用したSaaS型の自社Webサービスを主要な収益源としている。Webサービスは、2つの領域に大別できる。

1つめは「不動産事業者の業務効率化・自動化ソリューション」。物件の内覧希望者に電子キーを発行しインターネット上で受け渡すことで、物理的な鍵で発生していた紛失リスクおよび内覧予約や内覧付き添い業務の手間を一掃する『スマート内覧』と、物件確認電話を24時間365日、人の代わりに自動応答する『スマート物確』がある。

2つめの「空室の収益化ソリューション」には、貸し会議室に『スマート内覧』のしくみを応用し、会議室を30分単位で貸し出せるようにする『スマート会議室』がある。

2018年2月末に『サービスが入ってくる家』の第1号物件を東京都大田区にオープンさせ、新しいライフスタイルを提案する。これは、『NinjaLock』や『NinjaEntrance』を用いて、生鮮食品やクリーニングなどの宅配や家事代行などのサービスを家主が不在時でも受けられるようにするマンション。『NinjaLock』と『NinjaEntrance』の開閉権限を同社が持ち、宅配サービスなどが同社コールセンターに電話を入れると、サービスの予約状況や宅配スタッフの本人確認を行った上で鍵を遠隔操作するというものだ。



何を目指しているのか

「エアコンをリモートで入れるといったハードの進化による“スマートハウス”は、もう行き着くところまで行っているように思います。単身世帯や共働き世帯が増える一方のこれからは、帰宅したら家の中にモノが届けられているといった“スマートドア”のサービスが求められるでしょう。この考え方に、パルシステム東京さんなど5社のサービスプロバイダが賛同し、第1号物件をスタートさせることができました」。と代表取締役の滝沢 潔氏は説明する。

どのように挑んでいるか

一方、すでに海外展開へのアプローチを始めており、13カ国で展示会への出展や商談が進行中。1か国につき1社の総販売代理店を開拓しているプロセスにある。
企業名 株式会社ライナフ
企業URL http://linough.com/
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代表者 滝沢 潔
所在地 〒101-0041
東京都千代田区神田須田町2丁目1番地1 ザ・パークレックス神田須田町ビル8F
設立年月 2014年11月
資本金 765,130,000円
平均年齢 32歳
従業員数 35人
事業内容 不動産管理向けシステムおよびアプリの開発、不動産活用サイトの運営
不動産管理向けハードウェアの製造・販売